引出物プロデューサー

プロだけが知る「失敗しない引出物の選び方」をお届けします。

結婚式が終わってから引出物を選ぶことのメリットとは?

結婚式が終わってから引出物を選ぶことのメリットとは?

CHOWA(ちょうわ)ウエディング代表の藤田将悟です。

さて今回は、ここ最近お問い合わせの多い「引き出物の準備は挙式後でも大丈夫ですか?」についてお話したいと思います。

結論から言いますと、私は「あり」だと思います。

その理由を考えてみます。

はじめに

出産祝いのお返しの時期は、お祝いをいただいてから1か月前後が適当だとされています。

同じ「お祝いのお返し」なのに、なぜ引出物に限っては、お祝いをいただいたその日に持ち帰らせるという風習が根強いのでしょうか?

何十年も何百年も前から続く風習ですが、そのような古い風習が、現代のニーズにそもそも合わないのではないかと私は考えています。

現にCHOWAウエディングで引出物を準備される新郎新婦さまでも、最近は挙式後にゆっくりと引出物選びをされる方が少しずつ増えてきました。

そのようなお客様の声を聴いて気づいた多くのメリットを、以下にまとめてみたいと思います。

※今回は引出物を宅配する場合を前提にお話しします。

挙式後に引出物を選ぶことのメリット

1、挙式前の忙しい時期に、細かい引出物選びに時間を取られない

挙式の日が近づいてくると、式場のプランナーさんとのやり取りも増えてきて、時間的にバタバタすることが多くなります。

そんな時に、一番手間のかかる「引出物の準備」をしなくてもいいというのは、時間的にも精神的にもゆとりが出てきます。

2、いただいた「ご祝儀」の額に応じた引出物を選べる

引出物を選ぶ場合には、ゲストからのご祝儀金額をあらかじめ予想して商品を決めると思います。

しかし、いざご祝儀袋を開封してみると、予想より多くの金額が入っていたという事もよくあります。

そのような場合でも恥ずかしい思いをすることがなく、ゲストに対しても失礼のないお返しができます。

3、購入した引出物の支払い代金を、ご祝儀から捻出できる

外部の引出物ショップから引出物を購入する場合は、挙式前の支払いが必要になります。

しかし、挙式後の購入の場合は、ご祝儀をいただいた後の支払いが可能になりますので、支払いに余裕ができます。

挙式前は何かとお金が必要になることが多いので、引出物の購入金額の30万円前後が、ご祝儀をいただいてからの支払いになるのは悪いことではないでしょう。

4、ゲストの急な欠席が出ても、慌てて引出物の配送をストップさせる必要がない

これまでご注文をいただいた新郎新婦様の多くで、挙式直前の急なゲストの欠席が発生しています。

結婚式の翌日、または翌々日に引出物が到着するように手配している場合、挙式を欠席したゲストの引出物発送はストップさせなければなりません。

挙式当日の急な欠席のために、式の合間を縫ってご連絡いただくことも少なくありません。

5、「ご祝儀だけいただいた方」への手配も同時にできる

結婚式が終わったあとで、式には参加しなかった方から、ご祝儀をいただくということはよくあることです。

そのお返しのために再度、引出物の手配をする必要がなくなります。

6、引出物の「注文締め切り日」を気にしなくていい。

一般的な引出物ショップでは、挙式日の2週間前をめどに、引出物の注文締め切りを設定していることが多いと思います。

これは挙式日の翌日、または翌々日に引出物を届けるために必要なショップ側の準備時間だからです。

しかし、挙式後の引出物準備なら、「注文の締切日」を気にして慌てるようなことはなく、自分たちのペースで注文することが可能です。

CHOWAウエディングでは、さらに大きなメリットが

これだけでも「挙式後の手配」を検討するのに十分なメリットですが、CHOWAウエディングで購入のお客様にはさらに大きなメリットがあります。

それは、引出物の送り先(ゲストの住所)をまとめる手間がないという事です。

なぜか?

結婚式に参加されるゲストは、必ず受付で芳名帳に名前と住所を記入すると思います。

その記入された芳名帳をCHOWAウエディングにお送りいただく事で、新郎新婦様に代わりCHOWAウエディングが住所をまとめる「ゲスト住所おまとめサービス」をご利用いただけるからです。

引出物宅配の最大のデメリットである「ゲストの住所をまとめなくてはならない」という悩みは、これで簡単に解消されます。

もうひとつ、小さい事ですが、引出物に同梱するメッセージカードの写真に結婚式の時の写真を利用できというのも、うれしいポイントではないかと思います。

最後に

私は常日頃、日本の独特な風習は引出物だけに限らず、いろんな場面で不便な部分が多いと感じます。

世間がしていることから外れないように、「一般的」を好むのも日本人の特徴ですが、時代が変化して便利になった現在でも、風習に縛られて不便を強いる事のどこに良さがあるのか理解に苦しみます。

私は常に「新郎新婦」と「ゲスト」の利便性を追求しています。

他にもご要望がありましたら、何なりとお申し付けください。

という事で、今回は「挙式後の引出物準備」についてのお話でした。

引出物宅配の専門ショップ
CHOWAウエディング

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プロフィール

藤田将悟

藤田将悟

CHOWAウエディング 代表取締役。
引出物宅配を専門とするギフトショップを経営する傍ら、失敗しない引出物選びセミナーを開催するなど、引出物のプランニング活動を積極的に行う。
現在、書籍出版に向けて準備中。 [詳細]